悩みが多い新人看護師

看護師は、社会的なニーズが高い職業だ。
実際、看護師として働く人の数は年々増え続けており、150万人以上が医療機関や介護施設などで働いている。
毎年多くの新人看護師が現場に配属されて活躍しているが、順風満帆に上手く行く人もいれば、悩みを抱えてしまう人もいるのが実情だ。
多かれ少なかれ、他の職業でも新人が悩みを抱えることはある。
しかし看護師の場合は医療の現場が職場であり、人の生死に関わると特殊な職場環境にあるため、新人看護師は他の職業より悩みを感じることが多いと言えるだろう。

さらに看護師の年齢比率は30代未満と30代、40代、50代以降がほぼ同じ割合となっており、同じ職場にあらゆる年代の先輩社員が存在している。
あらゆる年代の先輩と働けること自体にはメリットもあるが、気を遣う上に派閥関係の面倒な誘いを受けるといったデメリットもあるので、注意が必要だ。

なお、職場の人間関係や患者、医師との関係がうまくいかない場合は、環境を変えるために病院内での異動を検討したり、いっそ転職をしてしまうのも賢い方法だと言える。
また、しっかりと看護師としてのキャリアを積んでいきたいと考えているのなら、外部セミナーや機材の説明会などに積極的に参加し、スキルアップを図ると良い。

どのような仕事や職場でもある程度の悩みやストレスは感じるものなので、新人看護師は自身の状況を客観的にとらえて判断することが大事だ。